腰痛に繋がるNGな座り方3選

腰痛予防

座り方でも腰痛に⁈無意識でしている座り方を見直し、腰痛予防に!

今回は、腰痛につながりやすい⁈「NGな座り方3選」を鍼灸師・整体師の視点からご紹介します。

デスクワーク中に腰が重くなる、長時間座っていると腰がつらい…
そんなお悩みはありませんか?

次のような方は、ぜひ参考にしてください。

  • 座り姿勢が長い方
  • 座っていると腰が痛くなりやすい方
  • 腰痛がなかなか良くならない方
鍼灸や整体とともに座り方も見直して腰痛予防に

腰痛は鍼灸院や整体院などでケアされることも大切ですが、

日常の座り方を見直すことで腰への負担が軽減されるため、腰痛予防におススメです

また、デスクワーク中にできる「腰痛対策のストレッチ整体」も別記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。

腰痛解消に座り方を見直すべき理由

腰痛対策として座り方を見直すことは、とても効果的です。

なぜなら、
人は一日の中で長時間「座る姿勢」を取られる方が多く、その姿勢が腰の筋肉・骨盤の状態に大きな影響を与えるからです。

特に日本人は他国と比較して座っている時間が長いというデータもあります。
長時間の座位は腰回りの血流が低下し、筋肉の柔軟性が落ちやすくなります。

つまり、

日頃の座り姿勢を少し工夫するだけで、腰にかかる負担を減らし、腰痛の予防にもつながるわけです。

“何気なくしている座る姿勢”
ここに目を向けて、意識するだけで腰痛を大きく軽減できるとしたら嬉しいですよね。

それでは、腰痛につながりやすい座り方をチェックしていきましょう。

【腰痛に繋がりやすい座り方3選】あなたはいくつ当てはまりますか?

1. 背もたれにもたれかかる姿勢

椅子やソファーの背もたれに体を預け、背中が斜めになる座り方です。

この姿勢は腹筋・背筋が働きにくくなるため、腰だけで上半身を支える状態になります。
その結果、腰椎(腰の骨)に集中して負担がかかり、腰痛を引き起こしやすくなります。

意外と腰に良かれと思って背もたれにもたれてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。

実際に私の鍼灸整体院にお越しになられた方の中にも、
「背もたれに寄りかかる方が腰に良いと思っていた」という方が少なくありません。

しかし腰痛予防の観点では、
背もたれに頼りきらず、背骨を真っすぐに立てて座る姿勢が正解です。

ただし、常に背すじを真っすぐに伸ばすのは疲れるので、

  • デスクワーク中
  • 食事中

など、まずは“意識しやすい時間帯”だけ背筋を伸ばして座るところから始めてみてください。

また、この姿勢は次に紹介する「骨盤が寝ている状態」をつくりやすい特徴もあります。

2. 骨盤が寝ている状態(後傾姿勢)

「骨盤が寝ている」とは、お腹側が“くの字”に曲がるように背中が丸まり、骨盤が後ろに倒れている状態のことです。

この座り方を続けると…

  • 腹筋が働かない
  • 腰の筋肉が引っぱられる
  • 腰椎のカーブが崩れる
  • 猫背になりやすい

その結果、腰に負担が集中し、腰痛につながります。

骨盤後傾が引き起こす体の変化

骨盤が寝た状態は、お腹を圧迫するため 血流が低下しやすく、冷え性・便秘・脂肪がつきやすい体質 にもつながります。

座るだけでこれだけの影響があるため、腰痛対策として骨盤を“立てる”ことが非常に重要です。

3. 床に座る「地べた生活」「横座り」

横座り(女の子座り)とは、正座の状態を崩して足を横にずらして座る姿勢です。

この横座り(女の子座り)は、骨盤の歪みにもつながりやすくなります。

昔の日本人に多い床の生活スタイルですが、このスタイルは腰痛の原因になりやすい姿勢です。

椅子に比べて床座り・横座りは、上半身の重さを腰とお尻だけで支えることになります。
椅子のように足で分散できないため、

  • 腰への圧力が増える
  • お尻の筋肉(大殿筋や梨状筋)が硬くなる
  • 骨盤が傾きやすい

といったデメリットが生じます。

正座にも注意

  • 正座は膝関節に負担がかかりやすい傾向があります。

このような腰痛に繋がりやすいNGな姿勢を長年続けると、

膝痛・骨盤の傾きなど複数の不調にもつながりやすくなります。

【正しい座り方】腰痛予防に取り入れたいポイント

腰痛を予防するためには、次の3点が重要です。

骨盤を立てる

座ったら、まず骨盤をまっすぐに起こすこと。
骨盤が立つと背骨が自然と伸び、腰の筋肉の負担が軽減します。

背もたれに頼りすぎない

必要以上に寄りかかると筋肉が働かず、腰の負担が増えます。

両足をしっかり床につける

足がついていないと骨盤が安定せず、腰の筋肉に負担がかかりやすくなります。

これらを意識することで、
腰まわりの血流が良くなり、疲労物質も溜まりにくくなる=腰痛予防につながる
というわけです。

もし腰痛が慢性的に続く方は、卓座スタイル(ローテーブル)ではなく、ダイニングテーブルと椅子の生活スタイルに変えられると、床座りを減らしますのでお勧めいたします。

まとめ|座り方を変えれば腰痛はもっと軽くなる

腰痛を予防したい方は、次の3つをぜひ意識してください。

  • 背もたれに頼らず背骨を真っすぐに
  • 骨盤を起こして骨盤で背骨を支える
  • 両足を床にしっかりつける

座り方を変えても腰痛が続く場合は、
腰まわりの筋肉が深部から硬くなっていることが考えられます。

その際は、深部の筋肉を緩める鍼灸施術や、筋肉や関節のバランスを整える整体施術を受けることで、より早い改善が期待できます。
慢性的な腰痛でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

腰痛でお悩みの方は東広島鍼灸整骨院へお気軽にご相談ください。

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